SDH/SVSに関する教育・研究・普及活動を行う、若手・中堅総合医やともに働く様々な専門職のチームです!

2020年8月19日水曜日

適々斎塾のセミナー講師報告

 【横田先生からの活動報告】

適々斎塾のセミナーが、無事終了いたしました。

メンバーの小松先生がご参加くださっていたとのことで、非常に心強かったです。

今回、関節リウマチの方のCaseと急性膵炎・アルコール依存症の方のCaseを用いて、SVSとアクションシートを活用しながら、グループディスカッションを行ってもらいました。

藤沼先生からのコメントもいただき、非常に多面的なディスカッションが繰り広げられました。


Case1の講義では健康格差、SDH、SVSについて解説して、アクションシートの概要、そして社会的処方の中で経済的支援ツールを取り上げました。

Case2の講義では、アルコールに関してスティグマやハームリダクションの紹介を行いました。


コロナ禍で、オンラインの学習会や研修、セミナーや学会が徐々になじみつつありますね。

今回のセミナーも、チームSAILがこれまでの活動で積み重ねてきたものが大いに活用でき、充実したものとなったようです!

横田先生、ご報告ありがとうございました。


https://tekitekisai081.peatix.com/


2020年8月11日火曜日

Team SAIL ”夏物語” 第32回 学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー(オンライン)セッション報告

第32回 学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー(オンライン)
セッション:「家庭医療学×社会疫学 患者さんの困りごと,その正体わかりますか?」 


毎年恒例の家庭医療学夏期セミナー。今夏もTeam SAILでセッション参加をしてきました。
コロナ感染の影響で残念ながらオンラインでの開催となりましたが、40名を超える学生さん、研修医の皆さん、専門職の皆さんが参加してくれました。

今回はSVSを封印?!

今セッションテーマは「社会疫学」。
「患者さんの背景」とよく聞く言葉を少し深掘りし、社会疫学のプロによるレクチャー、事例を通して社会背景を探索するプロセスを順々にグループで体験してもらいました。


グループディスカッションはブレイクアウトルームに分かれて実施。学生さんらしい視点で、ディスカッションもとっても盛り上がりました💛

患者中心の医療の方法 ~近位コンテクスト・SVSを使って多職種で共有~


今回のテーマは『家庭医療学×社会疫学』
社会疫学というのは、そのある社会的な立場や背景にある人々が、疾病の発生や分布など
、健康状態や治療効果が異なることを明らかにするような学問です。
参加者もディスカッションの中でたくさんキーワードに気づきを得たようでした。

『患者さんは人間であり、社会に生きているからそれだけ沢山の事情がある』

参加者からもステキな感想をいただきました。
・患者さんが解決したいと思っていることに思いを馳せ、一緒にゴールを探していくことの大切さ。
・患者の態度・行動の裏には様々な背景があるということ。患者の一番の要望がすぐに出てきているとは限らないということ。
・「情報共有はとても大事だが、実際するとなるととても大変」ということも学びました。この二つを忘れないようにしたいと思います。

Withコロナで社会のつながりにも変化があるかも・・・

オンラインでのセッションは初めてでしたが、学生さんもスタッフも楽しく学ぶことができました。
セッション運営はまだまだ工夫も必要ですが、新しい学習方法、つながりも感じられたセッションとなりました。

コロナの影響で活動も少しばかり停滞していましたが、今回学生さんからいただいたパワーを基に、少しづつ活動を進めていきます!
次回のTeam SAILの活動に期待して下さい!




2020年2月13日木曜日

2月11日 在宅ケアネットワーク栃木開催


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栃木県では毎年2月11日に 在宅ケアネットワーク栃木という勉強会が開催されます。
医療・介護・福祉・地域住民の方などが一同に集まる恐らく県内最大規模のものです。
今年はは「社会的処方」がテーマに選ばれ、SDHと社会的処方に関して学びを深めました。参加者は500人以上。専門職も一般市民の方も徐々に関心が高まって来ている事を肌で感じる事が出来ました。

2020年2月11日火曜日

Team SAIL 冬期セミナー参加しました!

2月8日土曜日に、東京大学で開催されたプライマリ・ケア連合学会の若手医師のための家庭医療学冬季セミナーで、Team  SAILはSDHワークショップ
昨日と今日は、JPCA若手医師のための家庭医療学冬期セミナーが、東京で開催されました。


私達Team SAILはSDHワークショップ『SDHにできることはまだあるかい』と題して開催しました。

今ワークショップでは、臨床で関わったアルコール依存のある患者さんの症例と、SDHとSVSのレクチャー、社会的診断から社会的処方へ、そしてアルコールに関する多くの研究やエビデンスに加え、SDHと対峙する上で切っても切り離せない、スティグマとハームリダクションについても、精神科医からリアルなレクチャーがありました。




参加者の皆さんの反応は上々で、チームの活動に興味を示してくださった方も複数いらっしゃいました。

Team SAILはメンバー募集中、医師以外の他職種、特に実践に取り組んでいるナースも個人的(笑)に大募集です。




2020年2月8日土曜日

2月15、16日に栃木県宇都宮市で『全国若者・引きこもり協同実践交流会』というイベントが開催されます。
https://jycforum.org/business/202002tochigi/

不登校、いじめ、引きこもり、ニート…。
医療という立場からは なかなか見えづらいこれらの問題はBPSモデルやSDHの視点から捉えると非常に大きな社会問題であると言えます。

こういった問題を共有し、専門職の立場から役立てる事がないか真剣に考えること、現場で奮闘しておられる方々とつながりを持ち協働することは広い視点からみた「社会的処方」と言っても過言ではないのではないでしょうか。

私の周りにはこういった問題に真剣に取り組んでおられる方が沢山いらっしゃいます。
彼らの頑張りを見て知っているからこそ、私も真剣に応援したいと思い、この場をお借りし宣伝させて頂いております。

少しでも興味を持って下さった方は是非ホームページをご覧になって下さい。
更に興味を持って頂けた方は、ご友人に広報をして戴けないでしょうか。
更に興味が湧いた方!来週末は是非、宇都宮に遊びに来て下さい。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

日時:2020年2月15-16日 
会場:作新学院大学 (宇都宮市竹下町908)
参加費:一般5000円

第15回全国若者・ひきこもり共同実践交流会inとちぎ