2019年11月9日,10日にJ−HPHカンファレンスが開催されました。
にそのまえにHPHの歴史・沿革から。
(1)1986年のオタワ憲章
●健康は、身体的な能力であると同時に、社会的・個人的資源であることを強調する積極的な概念です。
●身体的、精神的、社会的に良好な状態に到達するためには、個人や集団が望みを確認・実現し、ニーズを満たし、環境を改善し、環境に対処することができなければなりません。それゆえ、健康は生きる目的ではなく毎日の生活の資源になります。
●ヘルスプロモーションとは、人々が自らの健康をコントロールし、改善することができるようにするプロセスです。保健部門だけの責任にとどまらず、健康的なライフスタイルをこえて、well-beingにもかかわります。
(2)HPHの沿革、J−HPHの結成
■WHOはこのような課題に取り組むためにThe
International Network of Health Promoting Hospitals & Health
Services(以下、HPH)という国際的なネットワークづくりを1989年から開始しました。
■日本でも、2015年10月に日本HPHネットワークを結成しまた。その目的として、「患者、職員、地域住民の健康水準の向上をめざし、住民や地域社会・企業・NPO・自治体等とともに健康なまちづくり、幸福・公平・公正な社会の実現に貢献する」ことを掲げています。
■日本には、医療機関が世界的にも先進的なヘルスプロモーション活動を実践してきた経験があります。HPHはこうした経験を引き継ぎ、ネットワークとしてヘルスプロモーション活動を通して幸福・公平・公正な社会の実現に貢献したいと考えています。多くのヘルスサービスのネットワークへの参加を期待しています。https://www.hphnet.jp/about/images/pdf/hph_introduction.pdf